「素材情報データベース」の利用法 (Ver.210526) |
「健康食品」の安全性・有効性情報 (HFNet) に掲載している「素材情報データベース」について、掲載している内容や検索方法などを説明します。
もくじ
■「素材情報データベース」はどんなときに使うの?
■「素材情報データベース」の利用のしかた
■元の文献情報について
■情報をみてもわからない時は
■「素材情報データベース」はどんなときに使うの?
これって効くのかな?など気になる健康食品があるとき、その健康食品を使ってみる前に「素材情報データベース」で情報を調べましょう。
「素材情報データベース」では、健康食品に使用されている素材 (原材料) や成分の有効性、安全性の情報を掲載しています。
・掲載している内容や基準などについては、こちらのページをご覧ください。
・健康食品の個別の製品情報ではありませんので注意してください。
・特定保健用食品に関してはこちらのページに個別商品の情報があります。
■「素材情報データベース」の利用のしかた
ここでは「素材情報データベース」をどのように利用すればよいかを紹介します。
>「健康食品」の安全性・有効性情報 ナビページにたどり着く方法 (①~③)
>目的の情報 (素材 (原材料) や成分) にたどり着くまでの手順 (ステップ1~6)
まずはここから:「健康食品」の安全性・有効性情報 ナビページを開く |
※「健康食品」の安全性・有効性情報 ナビページをご存じの方はステップ1へ
① URLを直接入力
hfnet.nibiohn.go.jp/notes/detail.php?no=2311
②サーチエンジンで検索
※いずれも検索した際に上位に出てきます
③ 吉田健康・栄養研究所のホームページからアクセス
ステップ1:「素材情報データベース」をクリックする |
はじめに、「学術論文の情報をまとめた 素材情報データベース」をクリックします (図1) 。
図1
ステップ2:商品の素材 (原材料) や成分を確認する |
つぎに、お手元にある健康食品のパッケージに図2 (ⓐ~©) のような素材 (原材料) や成分の記載がないか確認してみましょう。
・「ⓐ」のように「○○エキス」、「△△抽出物」または、「●●由来」や「▲▲配合」などの記載はありませんか?
・「ⓑ」のように「原材料名」表示、「ⓒ」のように「栄養成分表示」付近に「関与成分」表示はありませんか?
図2 健康食品のパッケージ例 (ⓐ~ⓒ)
*関与成分とは…特定保健用食品に含まれている健康の維持に役立つ成分のことです。
ステップ3:調べたい素材 (原材料) や成分をクリックする |
素材名・成分名が50音順またはアルファベット順で一覧表示されますので、知りたい素材 (原材料) や成分の名称をクリックしてください (図3:①) 。
調べたい素材 (原材料) や成分を直接入力して素材情報データベース内の情報を検索することもできます (図3:②) 。
図3
注意
・検索する場合は、商品名ではなく必ず、素材 (原材料) や成分で検索してください。
・検索が上手くできない場合は、カタカナでの入力もお試しください。
ステップ4:注意事項を確認し、同意するボタンを押す |
素材情報を正しく理解して頂くための注意文書が表示されます (図4) 。
この注意文書は、本サイトを利用していただく上でとても重要なページですので、必ずお読みください。次に、下の「同意する」をクリックして素材情報のページに進みます。
図4
ステップ5:概要の確認を見る |
素材の概要が表示されます (図5) 。
概要には、その素材 (原材料) や成分の安全性・有効性の情報がまとめられています。
もっと詳しく知りたい方は、ステップ6へ進んでください。
ステップ6:調べたい情報のボタンを押す |
さらに詳しい情報 (成分、分析方法、有効性や安全性の詳細) を知りたい方は、「すべての情報を表示」「有効性の論文情報」「安全性の論文情報」のボタンを押してください。
・すべての情報を表示…全体の表示になります
・有効性の論文情報…素材 (原材料) や成分の有効性を評価した論文情報が掲載されています
・安全性の論文情報…素材 (原材料) や成分の安全性を評価した論文情報が掲載されています
*論文情報の掲載基準は、こちらを参照ください。
図5
【補足:元の文献情報を知りたい方は… 】
素材情報は学術論文などの信頼できる情報源を出典として作成しています (図6) 。
各情報には、文末に引用した文献情報を (xx) で示しています。文献の詳しい情報は、ページの一番下に参考文献リストを掲載しています。なお、米国国立医学図書館が提供しているインターネット上の文献検索システムPubMed (パブメド) に掲載されている文献については、 (PMID:番号) で示しており、クリックするとPubMedページ (英語) へ移動します。無料で読める情報もありまずが、有料の情報も多くありますため、ご注意ください。
図6
■情報をみてもわからない時は
消費者の皆さんに過剰な期待をさせないよう、出来る限り論文の内容を忠実に記載しているため、「効く」「効かない」とはっきりとは書いてありません。
もし、素材情報データベースを見てもご自身にとって有効なのか、また安全に使えるのかわからない場合は、お近くの健康サポート薬局や保健所などにいる専門職に相談してください。